「報道写真家がイラクで見たもの」

村田信一さん
『バグダッド・ブルー』発刊記念スライドショー



 今回は報道写真家の村田信一さんをお招きし、写文集『バグダッド・ブルー』 発売記念のスライドトークショーを行いました。
 
  イベント当日、3月20日(土)は あいにくの雨。おまけに平年より10日も早い桜の開花宣言があったというのに、 寒い寒い花冷えという悪天候でしたが、当日キャンセルされたお客さまも ほとんどいらっしゃらず、会場はちょうどいい具合に埋まりました。

 スライドは、村田がこれまでに幾度となく訪れている『パレスチナ』の写真から スタート。村田さんご本人からお借りしたショパンのCDをBGMに、 約30枚のスライドの中には、銃を持つ子供、ビーチで記念撮影する大家 族、いますぐ目の前で爆発した建物、街で売られる雑誌など、戦争そのもの と、戦場の中にある日常で暮らす市井の人々の姿がありました。

 『バグダッド・ブルー』は、開戦前、戦中、米軍による制圧後までをとらえたもの から、昨日爆弾が落ちたすぐそばのカフェでごくごくふつうにカフェに集まるイラクの人々の表情まで、村田さんがテーマとされている「戦場の中の日常」が 約70枚、スクリーンに映し出されました。





バグダッド・ブルー
講談社 定価:2,730円(税込)

「イラクで生きる、ということ」
ハリウッド映画のように真実から遠い戦争と
憎しみの彼方で捉えられた写真集。













 スライド上映後は、雑誌『国際協力』ディレクターの佐田さんを聞き手役に 村田さんが写真家を目指したきっかけ、なぜ戦地を追いかけるのかなど、 インタビュー形式で質問いただきました。

 「戦場の中の日常」に関してだけ でなく、イラクを観光地としてみたときのその魅力---アラブ料理とか水煙草 とか---についてものお話しもありました。村田さんは「アンマン経由で 行ったりすれば、イラクもだいぶ入りやすくなりましたよ」と仰ってましたが、 いまの時期そうそう行かれる方はいないでしょうね。

しかし村田さんの写真をみて強く思いました。早く平穏な日がイラクに訪れて ふつうに旅行に行けるようになって欲しいなぁと。カバブを食べて、 カフェで水煙草で一服したいものだなあと。。。


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