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店長の苦悩の日々日記


店長の苦悩の日々日記


あいのり気分 2004年01月14日(水)

年が明けてから毎日学生の卒業旅行グループが
たくさん押し寄せてきている。

そこで、彼女・彼らたちを見ていて気になることがある。
それは、まず海外の地理をあまり知らないという点である。「ねえねえ、バンコクってどこだっけ?」「え、そんなのも知らねーの。ベトナムに決まってるじゃん」とか、
「イタリアとフランスっ近いよね」「え、全然遠いよ。
だって、イタリアってエジプトの近くでしょ」とか。

おまえらどうやって現地で移動する気なの?お手軽に
行くのはいいけど、もうちょと勉強しとけよ。

また、やたら大勢で旅行を申し込む人が多い点も気になる。とにかく4人,5人、6人はあたり前。10人ぐらいでツアーを申し込むのもいるのだ。「あいのり」気分もいいけど、あれはテレビだからあんなに呑気に旅行できるんだということが理解できてない感じなのだ。

オペレータの方々は「大人の対応」で接していてエライ
なあとつくづく思う。自分だったら冷静でいられるかどうか…。旅行いくんだったら、1人でいけよ。

某版元営業員 2004年01月13日(火)

今日さっそく「日刊ゲンダイ」に載った記事の
反響があった。

午前中お店に以前どこかでみたような人がこちらの様子
を伺ってるなあと思っていたら、突然声をかけられた。
「あのー川田さんですよね」その声を聞いてこちらも
思い出すことができた。以前の書店でお世話になった
ある版元の営業の人だったのである。

なんでも吉祥寺近辺の営業担当だそうで、上司の人が
その記事を見つけて教えてくれたそうである。久し振り
に会って、近況をお互いに語ったのだが、やはり良い話
は全く聞こえてこなかった。特に、芳林堂池袋店の閉店
はかなりの衝撃が業界に走ったそうである。相当数の
書店員がリストラにあって仕事がなくなるのは間違いないだろう。まさに「冬の時代」である。

それでも、書店はやはり魅力ある職場だと思うけどなあ。

小さな紹介記事 2004年01月12日(月)

昨年の暮れに取材を受けていた記事が、1/9発売の
日刊ゲンダイに掲載されたようで、見本誌が郵送されて
来た。

この店に来てから何回かこういう取材を受けたが、今回の記事がこれまでの中で一番的確にお店の特徴を伝えている
と思う。こういった記事なら大歓迎だ。

この小さな紹介記事がどれほどの効果をお店にもたらしてくれるのか全く予想もつかないが、こういったことの
積み重ねがお店の真のPRに繋がっていくのだろう。

この日記を読んでいただいている方で、お店の取材を
したいという方がいらっしゃいましたら大歓迎ですので、
いつでもご連絡ください。お待ちしております。

サスペンス劇場 2004年01月10日(土)

昨日は、保険がほんとに大変だった。
留学生保険はあるは、延長手続きはあるは、団体で7人
申込みがあるは、もう保険ばっかり。

ただ、そんな中あるテレビ制作会社のディレクターの方
が来店されて、海外ロケの資料を探したいとのことで、
大量の本をかかえて「奥のテーブルで見せて欲しい」
と相談を受けた。

結局5冊のみお買い上げということで、大量に買ってくれるのではというこちらの期待はもろくも崩れたのだが、
彼と少し話してみて、テレビの製作はほんとに大変そうだなと痛感した。自分も就職活動でテレビの製作会社を受けているので、テレビ業界には興味があるのだが、もういまさら行きたいとは思えなくなっている。

なんでも「火曜サスペンス劇場」のロケをスペイン、フランスで行うそうである。いつ放送になるのかまだ聞いていないが、なにか少し協力できたような気がするので、本編はぜひ見ようと思う。

保険と書店 2004年01月09日(金)

保険の手続きに追われている。
もちろん海外旅行保険がほとんどなのだが、それ以外にも
いろいろと扱っているのである。

たとえば、国内旅行保険。国内を旅行するのに保険なんて
入る人いないと思うでしょう。でも、たまに年配の方が
入ったりするんです。

また、旅行保険以外にも自動車保険やスーパーレジャ保険
といったものまで扱っていて、保険だけでも四苦八苦することが多いのである。

その上、書店の方を見るとなると「正直しんどい」のだ。
(堂本剛クンの気持ちはよく分かる)

でも、保険よりも本の方が本業なんだからもっとがんばらなきゃ。

指差し会話帳 2004年01月07日(水)

年明けから毎日土日のようにお客さんが来店している。
が、それは旅行代理店のHISの方だけで、のまどには
その効果があまりあらわれてない。

ただ、保険だけはかなりの人数をさばいているので、
仕事だけは忙しいのである。

午後には情報センター出版局の営業の方が来店。
年明けの卒業旅行シーズンにあわせて「指さし会話帳」
のフェアーをやるので、ぜひ参加して欲しいとのこと。

当店では、アジア、特にタイがダントツに売れていて、
他のアジア諸国の「指さし会話帳」も好調である。
ただ、ヨーロッパ諸国で売れているのはフランス、イタリアぐらいで、他のヨーロッパの国々は芳しくないのだ。

これは、多分うちの店だけの現象だと思うが、おもしろい
傾向である。

いっちょフェアーでもやってみるかな。

自由 2004年01月06日(火)

新年2日目。今日は朝から問い合わせの電話が殺到して
午前中はかなりテンテコマイな状態だった。

そんな中、昼過ぎに、ある1人の初老の女性が声をかけてきた。「サンディエゴの地図が欲しいのだけど」。
ちょうど、保険のお客さんの接客中だったこともあって
最初は軽く対応していたのだが、保険の接客が済みきちんと話を聞くことになった。

なんでも、サンディエゴの近くに友人がいて、その近辺に
1人で長期に滞在するのだという。さらに話をしていくと
今回のは下見旅行で、ゆくゆくはそのまま移住するつもりらしい。「旦那さんは一緒ですよね?」なにげなくあたり前のように質問したのだが、意外な答えが返ってきた。
「うちの人は多分行かないと思うから1人で行くことになると思いますよ」。

この言葉になぜか私は心を強く動かされてしまったのだ。
考えても見て欲しい。いくら海外で生活したいからといって、旦那さんをおいて1人で行こうとしているということがどういうことなのか。見た目はとくに海外慣れしてる
とは思えないこの初老の女性が、軽がると日本の生活を
投げ出して行くこの身軽さ、行動力。

さらに彼女は続けてこう言った。「男性は順応性がないから」。まったくその通りで、年をとっていけばいくほど男性は新しいものを受付なくなるのだ。

なぜ、彼女に心を動かされたのか、答えは明白である。
自分がまさしくその「順応性のない」人間になりつつある
と気付かされたからなのだ。

一体自分は何を守ろうとしてこんなに不自由になってしまったのだろう?誰からも束縛をうけていないのだから
溢れるほどの「自由」が約束されているではないか。

今まで何かに怯えてしまっていた自分のなかのもう1人
の自由な自分が目を覚ました気分である。

また、彼女からはもうひとつ気づかされることがあった。
結局彼女は何も買うことなく帰っていったのであるが、
彼女といろんな話をして、自分の気持ちが売上とか関係なく素直に出せたことがこんなに幸せな気分になれるんだ
ということである。

結局、人の手助けをして得られるこういった気持ちを
日々忘れてしまい、本を買ってくれ買ってくれといった
金銭にまみれた気持ちにおぼれてしまっていたのだ。

もっと素直に、もっと自由に。
この感覚を忘れないようにしないと…。

年のはじめに 2004年01月05日(月)

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
どうか今年もよろしくお願いいたします。

さて、今年の仕事はじめである今日は、とりたてて
なにごともなく平穏無事に終了である。
年末年始12/30〜1/4まで店が休みだったので、ネット注文
がやはりそこそこ入っており、その対応に結構時間をとられたかな。良いことである。

また、保険会社の営業の方が年始のあいさつに訪問。
留学生保険のことで少し話し合う。
当店は意外と留学生保険が多いみたいで、今後力を入れて
売って行こうということになった。留学生保険って1人
加入するとすごく高額なので、代理店にとってはすごく
ありがたいのである。

ところで、年末に交通新聞社から「東京ブックストア&ブックカフェ案内」という本屋さんの案内書が出たのだが、なんとうちの店が載っているのである!!
110pに掲載されているので、ぜひみなさん買ってください。売れたからといって印税入るわけじゃないけどね…。

これでお店にお客さんがどっと増えればいいのだが、そんなにうまくいかないだろうなあ。

さて、今年はどんな年になるのだろう。

1年の最後に 2003年12月30日(火)

さて、今日は2003年最後の営業日であり、最後の日記
である。(これはどうでもいいことだが、実は明日誕生日)

今年の4月下旬にこの店に来て以来約8ヶ月。振り返ってみると、今年はいろいろと大変だったような気がする。

私個人もそうだが、書店業界全体が大揺れに揺れた1年
だったといえる。この先、この出版業界というものは
あまり良いことはないのではないか、そんな疑念を抱かざるを得ない。

ただ、大書店から小書店へと職場が変わったことで、書店をとりまく現状がマクロとミクロ両方の視点から眺めることが出来るようになり、一体この先書店はどうなるのか、またどうすべきなのか漠然と見えた気がする。(気がするだけかも)

今後、本というメディア媒体は、完全には無くなることはないと思うが、この先今よりもメディアとして重要度はどんどん下がってくるだろう。これは間違いないと思う。

情報伝達手段としては、インターネット、携帯電話に勝てるわけもなく、情報雑誌、特に週刊誌はこれから衰退の
一途を辿るであろう。

また、単行本においても、ネット上で「作品」を発表・
公開することが日常化しており、プロとアマチュアの
境界線やインディーズとメジャーの境界線が消えつつあり、より版元の編集能力が問われてくるだろう。

こういった流れを受けて、今後やはり書店は、産業として
成り立たせる「巨大チェーン店」とコンセプト重視で
お客さんを面白がらせる「セレクトショップ店」のどちらかでしか生き残る道はないのではないだろうか。

当店「のまど」は、後者の道を選択したのだが、日本で唯一の「旅の本屋」として、少しでも皆さんの旅のご協力
ができれば幸いである。

来年は、当店のいい部分を残しつつ、少し今までとは違った色も出していきたいと思う。

今年お世話になった皆様、ほんとうにありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。

Mさん、感謝 2003年12月27日(土)

土曜日である。
週末である。しかし、街中は人出が多く見られるが、店内
はガラガラである。

今日は、少し大掃除をしようと思う。
レジの後や棚などのバックヤードを整理し、パソコンの
掃除や店内の棚の拭き掃除など一通り綺麗に片付ける。

あとは日記をつけたり、伝票の整理をしたり、地味な作業
をコツコツとやる。

Mさんとは年内今日が最後であった。
彼はのまど唯一のアルバイトであり、いまやのまどのイベントには欠かせない人材である。人が少なくて、かなり
ご迷惑をかけているが、来年もどうかよろしくお願いします。

さて、私はあと1日。12/30が今年最後の仕事である。

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